不安の診断・治療(受験)

受験に対する不安の影に「受験うつ」が隠れている場合も!

見逃してはいけない「受験不安」の症状を自己チェック!

 


受験不安」の暴走が脳機能を蝕む!


受験に対して過剰な不安感を持つことは、合格を勝ち取る上で致命的となるダメージを脳機能に与えます。

「不安で受験勉強に集中できない」と自覚している受験生は多いのですが、問題はそれだけに留まりません。

最も心配なのは、脳機能そのものの低下なのです。

 

人間の脳には、不安を感じると、自由闊達に物事を考える機能を低下させる仕組みが備わっています。

この仕組みが暴走するため、脳内で不安感が膨張すると、応用問題を解く力が壊滅的な影響を受けるのです。

 

現在の親の世代が受験生だった頃とは異なり、現在の入試は、応用問題を解く知恵そのものを問う設問が劇的に増加しています。

もし、不安の暴走が認められたら、現在の入試制度の元では、合格に対して黄色信号、あるいは赤信号が点灯していると考えるべきです。

不安を上手にコントロールしない限り、合格は手に入らないと考えるべきです。

 


不安にひそむ「受験うつ」を見逃すな!


うつ病になってしまった受験生は、例外なく膨張した不安感に苦しみます。

受験不安のコントロールを目的に当院を受診されたことがキッカケで「大うつ病性障害」や「双極性性障害」、「気分変調性障害」など、いわゆるうつ病が見つかったケースも少なくありません。

もちろん、この場合は、すみやかに適切な治療を施すことが必要です。

 

また、仮に、うつ病の診断基準は満たさなかったとしても、膨張した不安に苦しむ受験生の多くが、うつ病に類似した状態に脳機能が陥っています。

この場合も、確実に合格を手にするためには、「受験うつ病」に準じた対処が求められます。

 

心の底から沸き上がってくる不安感は、いわば脳が発するSOSサインです。

大切なSOSサインを見逃してしまったら、受験生を救出することは永久に不可能です。


正常な「受験不安」と異常な「受験不安」の境界線!


対処が必要な不安と、そうではない不安の見極めは、とても重要です。

多くの受験生やご家族は、「受験生なんて、不安なのが当たり前だ」と不安の暴走を甘く見てしまうようです。

 

もちろん、正常な「受験不安」は勉強を促してくれるのでプラスに作用します。

ただし、その背後には、「受験うつ病」による不安や不合格に直結する危険な「受験不安」が潜んでいる場合が多いのです。

 

見逃してはいけない危険な症状のリストを示しておきますので、受験生やご家族の方は、該当する項目がないか、チェックしてください。

 


見逃してはいけない「受験不安」の症状!


以下の症状が2週間以上続く場合は、決して見逃してはいけません。

 

各科目や各分野が次々に不安になり、勉強の内容をコロコロと変えてしまって、結果として受験勉強がはかどらない。

 

覚えたはずなのに忘れるような気がして、同じことを何度も繰り返し勉強してしまい、受験勉強がはかどらない。

 

教科書を読んでいるとき、不安で集中できず、前のページに何が書かれたいたかも思い出せないこともある。

 

以前は解けたはずの問題が不安感のために解けなくなってしまう、あるいは、覚えているはずのことまで思い出せなくなる。

 

本当は家族のことを大切に思っているのに、受験に対する不安から、悪態をついたり、わめいたり、場合によっては暴力を振るったりしてしまう。

 

この他、入眠困難(寝付きが悪い)、中途覚醒(夜中に目が覚める)、早朝覚醒(十分に睡眠がとれていないのに目が覚める)といった症状も見逃してはいけません。


「受験不安」のコントロール!


当院では、脳機能の検査や問診を通して、「受験不安」の病型分類や重症度判定を行い、それに合致した治療を行います。

各疾患の診断基準に該当する場合は、投薬も含めた標準的な治療が必要となります。

ただし、受験勉強の方法や生活環境を見直すだけで「受験不安」のコントロールが可能になるケースが、全体の7割以上を占めています。

 

たとえば、当院では、以下の項目を実践することで、不安のコントロールに成功した例があります。

・1週間、同じ科目の同じ分野ばかりを勉強する。

・本質を理解しようとはせず、上っ面だけを学び取る。

・模擬テストの復習をせず、問題や解答を捨ててしまう。

 

以上は、いうまでもなく、一般的には絶対にやってはいけない勉強法です。

しかし、受験生の症状によっては、一見、不合理に見えるこうした勉強法が、一時的に著効する場合があるのです。

 

大切なのは、受験生のその瞬間の脳機能にピッタリ合致した勉強法を、その都度、選びとることです。

当院では、認知科学の成果を踏まえ、テイラーメイドの受験勉強の方法をご指導しています。

 


「受験生に対するカウンセリング」、または「親子に対するカウンセリング」が基本ですが、

ご希望により「親のみのカウンセリング」も行っています。


 

 

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