患者さんに絵を描いてもらい、それを分析することで、心理や脳機能の状態を評価する検査方法を描画法検査といいます。
しかし、受験生の脳機能の状態を検査するには、絵よりも、はるかに適切なものがあります。
それが、模擬テストの答案なのです。
受験うつ・受験パニック・受験不眠・受験恐怖症・・・。
これらは、受験生に急増しているご病気ですが、こうした症状は例外なく模擬テストの答案用紙に現れます。
脳機能に何らかのトラブルを抱えると、単に成績が悪くなるだけでなく、回答の仕方にも、独特なクセが現れます。
それを丁寧に読み取っていくことで、受験生の脳機能に何が起こっているのかが分かるのです。
受験・再チャレンジへの脳医学!
家・樹木・人物描写検査・・・。
バウム・テスト(Karl Koch)・・・。受験で求められる脳機能が、絵を描くことに使われる脳機能と、大きな隔たりを持っているからです。
また、受験うつや受験パニックなど、受験生が陥る心身の不調の主な原因は、受験勉強に伴う脳機能のアンバランスな使用にあり、この部分に焦点を当てない限り、適切な診断はできません。
では、外部からは目に見えない受験生の脳機能を知るには、何を見ればいいのでしょうか。
それは、試験の答案だというのが、当院が至った結論です。
受験生にとって、模擬テストも真剣勝負の場です。
実力を出し切ろうと、極限状態まで脳機能を追い詰めようとします。
そんな状況だからこそ、普段は隠れて表に出てこない受験生の脳機能の特徴も、何らかの形で答案用紙に現れてくるのです。
それを医学的な観点から読み取るのが、模擬テスト脳機能診断なのです。
模擬テストに現れる認知の歪み!
ほとんどの場合、受験生本人は自覚していませんが、脳機能や心理状態にトラブルを抱えると、模擬テストの答案用紙に、何らかの変調が現れます。
たとえば、受験うつ病になると、症状が軽い場合でも、答案には独特のクセが現れます。
数学の記述問題では、たとえ正解にたどり着いていたとしても、注意深くチェックすると、一行ごとの論理の展開が、一気に飛躍したり、なかなか進まないなど、アンバランスになります。
もちろん、正解であれば、この程度では減点にはなりません。
だから、塾や予備校の先生も、注意することはないでしょう。
しかし、この状態を放置しておくと、受験うつ病が進行し、やがて正解に届かなくなります。
また、模擬テストであれば、なんとかなっても、よりプレッシャーのかかる本試験の場合は、認知のアンバランスがより大きくなり、得点能力を大幅に低下させる可能性もあります。
このように、それぞれの病状に伴って、独特の回答パターンが生じます。
模擬テストの答案用紙に現れる認知の歪みを、放置してはいけません。
答案用紙に現れる「脳のSOSサイン」!
模擬テストに現れる認知の歪みは、受験生の脳が発するSOSサインです。
合格をつかみとるためには、決して見落としてはいけません。
当院では、模擬テストの答案用紙を持参していただき、1問ごとに受験生から、どのようなことを考え、どのように感じながら答案を書き入れたのか、丁寧にヒアリングを行い、評価を進めていきます。
こうしたカウンセリングを行うと、脳機能や心理状態を正確に把握できる上に、より得点力の高い受験の方法を体得する効果も得られます。
本試験に強い受かる受験生へと脱皮できるのです。
「受験生に対するカウンセリング」、または「親子に対するカウンセリング」が基本ですが、
ご希望により「親のみのカウンセリング」も行っています。
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