就寝直前復習


・寝る直前の30分から1時間は、確実に復習に当てる。

・丸一日、勉強したことを、すべて復習する。

・ざっと目を通して、記憶をフラッシュバックさせるだけでよい。

・教科書にマーカーでラインを引いたところだけに目を通す。

・ノートを取る時も、就寝直前の復習をしやすいように、余白に要点を書き出しておく。

・ベッドでゴロ寝しながら復習し、そのまま寝付いてもよい。

・娯楽の時間は、就寝直前復習の前に済ませる。


 

睡眠は記憶にとっては、とても大切な時間です。

これに関しては、アメリカの精神医学者であるロバート・スティックゴールドが行った興味深い実験結果が知られています。

 

彼は、コンピュータ画面に図形を次々に表示し、その向きを瞬時に答えさせる練習を、学生たちにさせました。

そして、その後の睡眠のとり方で、学習結果に差が出るかどうかを調べました。

 

まず、学習後に徹夜させた学生たちに、3日後に同じテストを受けさせたところ、以前に比べて結果がまったく伸びませんでした。

ところが、6時間睡眠をとったグループでは、かなりの伸びを示しました。

さらに8時間睡眠をとったグループは、それ以上の効果があったのです。

 

この実験結果から、スティックゴールドは「学習には最低6時間以上の睡眠が必要だ」と結論づけました。

さらに、理想的には、「受験生なら8時間寝るべきである」と言えます。

 

ちなみに私が灘高校の3年生で受験に取り組んでいた頃には、9時間ぐらい寝ていました。

入試が近づいてくると、無理やりにでも睡眠をとるというのが先輩から受け継がれていた灘高校の“伝統”だったのです。

6時間睡眠の人と比べても、3時間は勉強時間が減るわけですが、記憶の定着という意味では、3時間勉強する以上の効果があったと実感しています。

吉田隆嘉

©本郷赤門前クリニック吉田たかよし)


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