親子共依存が受験失敗の原因?  Parent-Child Codependency  子どものワガママに注意!志望校合格のための心理戦略とは?

親子共依存が受験失敗の原因?

Parent-Child Codependency

子どものワガママに注意!志望校合格のための心理戦略とは?


 ✓  受験生が新型の親子共依存(Parent-Child Codependency)に陥り、それによって受験に失敗してしまうケースが増加しています。

 

 ✓  新型の親子共依存は、受験生が親に対して暴言や暴力などワガママなふるまいをし、親がそれに耐えることでお互いに共依存の関係になることが特徴です

 

 ✓  受験生は、脳にある扁桃体が新型の親子共依存で過剰に刺激を受け、集中力や思考力など、合格に必要な脳の認知機能が低下してしまいます。これが入試に失敗する要因として急浮上しています。

 

 ✓  一般論としては親子分離を行うことが有効ですが、受験生の場合は、そのまま入試に失敗して何年も浪人を繰り返す要因になることも多いのが実態です。

 

 ✓  まずは脳の認知機能だけを先に治して、とりあえず、志望校の合格だけを先に確保し、親子分離は志望校に入学した後にじっくりと行うことがおすすめです。そのための具体的な方法をこのページで解説します。

 


受験生のワガママに親が耐える「新型の親子共依存」


受験生が入試に失敗してしまう原因として、最近、急増している問題があります。

それが「親子共依存(Parent-Child Codependency)」なのです。

 

 

親子共依存とは、親子が精神的に過度に依存しあうことで、互いにメンタル面与えあうものです。

その結果、受験生が心身に不調をきたし、入試に落ちる原因ともなるのです。

場合によっては、「受験うつ」を発症する場合も多く、注意が必要です。

 

 

しかし、受験生本人にも、親御様にも、自分たちが親子共依存の関係にあるのだという自覚は、ほぼありません。

なぜなら、ここ数年、増加しているのは、従来からある親子共依存とは、様相が異なるからです。

 

 

最近の親子共依存の特徴は、以下です。

 

・子どもが親へ暴言を吐く・・・。

・子どもが親に暴力をふるう・・・。

・高額な買い物をねだるなど、親に対してワガママをいう・・・。

・それに対して、親がただひたすら耐える・・・。

 

 

最近、急増している、こうした親子共依存の特徴は、おおざっぱに言うと、従来の親子共依存とは正反対の現象だといえます。

従来は、子どもが親に従順であることが、親子共依存の特徴だとされてきました。

しかし、最近の受験生の親子の共依存は、従来型とは対照的に、親のほうが子どもの暴言や暴力に耐えるケースが多いのです。

 

これが「新型の親子共依存」です。

 

 

 

「新型の親子共依存」は受験生の脳と心をむしばみ、メンタルを不安定化させます。

その結果、集中力や思考力といった入試を突破するのに不可欠な脳の認知機能も悪化させてしまうので、入試に落ちる深刻な要因んとなっているのです。

なかには、30歳くらいになるまで浪人を繰り返す受験生も増えてきており、とても深刻な社会問題になりつつあります。

 

 

では、こうした「新型の親子共依存」は、具体的には、どう対処すればいいのか?

どうすれば志望校に合格させることができるのか?

 

このページでは、受験生を志望校に合格させることを専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します。

 

 


「親子共依存」で入試に失敗する理由とは?


受験生の親子が共依存の関係になると、どうして良くないのか?

弊害は、互いにうつ症状に陥りやすいなど様々ありますが、最大の問題は、入試に落ちてしまう要因になることです。

 

 

実際、親子共依存の精神状態に陥ることで、脳に悪影響が生じ、それで入試に落ちてしまう受験生が、今、増加しています。

にもかかわらず、親子共依存の様相が、以前とはかけ離れたケースも急増しているために、多くの親子が自覚がない状態となっています。

  

「うちは親子共依存とは正反対だ」と思っているご家庭は、逆に、実際には親子共依存に陥っている危険性が高い場合が多く、ぜひ、注意していただきたいです。

 

 

そもそも「親子共依存(Parent-Child Codependency)」とは、親子がお互いを欠かせない存在だと思う心理が、本来のあるべき水準を超えて高まってしまい、精神的に必要以上に依存しあっている状況です。

 

こうした心理状態が過剰に高まってしまうと、親も子どもも、共に脳の扁桃体と呼ばれる部分が暴走してしまいます。

これによって、入試直前の精神的に厳しい状況を自分の力で乗り越えるということができなくなってしまうのです。

 

 

さらに、親子の間でストレスをお互いに拡大しながら悪影響を与えあってしまうため、受験生がイライラしたり無気力になって勉強できなくなってしまいます。

 

また、入試の真っ最中に頭が真っ白になってしまう受験パニックを引き起こす原因にもなります。

 

最悪の場合は、受験期のうつ症状「受験うつ」を発症し、入試会場に行くことさえできない・・・という場合もあるのです。

 

 


受験生に急増している「新型の親子共依存」の特徴とは?


注意していただきたいのは、今、受験生に急増している「新型の親子共依存」についてです。

 

「新型の親子共依存」の場合には、ほとんどの親子がお互いに共依存の状態に陥っていることに自覚はありません。

それどころか、「うちは、その正反対の状況だ」と思っているケースが圧倒的に多く、これが親子共依存を見落としてしまう危険な落とし穴になっているのです。

 

 

従来の親子共依存は、親が子どもに対して過剰に干渉し、その結果として、子供は自主性がなくなって全て親のいいなりになるといったケースが典型的でした。

ところが、受験生に関していうと、最近の傾向として、こうした従来型の親子共依存とは、一見、正反対に見える親子共依存が急増しているのです。

 

 

子どもは、親の言うことを全く聞かない・・・。

むしろ、親に対して、あれこれと無理な命令をする・・・。

高額な買い物を要求する・・・。

親に対して暴言を吐く・・・。

さらには、最悪の場合、親に対して暴力をふるう・・・・。

 

このように、子どもはワガママ三昧で、親がひたすら我慢をするというケースが受験生の親子の間で増えています。

 

 

こうした関係に陥っている親子に対して、心療内科クリニックで専門の検査と診察を行うと、原因が親子共依存にある場合がとても多いのです。

 

  


親を困らせることで依存する子どもの脳!


では、「新型の親子共依存」は、従来の親子共依存とは正反対のように見えるのに、どうしてこれが共依存だと言えるのでしょうか?

 

 

子供は、成長とともに精神が成熟し、徐々に自分の力で自分の次の行動を決定していけるようになります。

ところが、親子共依存の状態になると、このプロセスが阻まれ、従来は親の言いなりになるケースが大半でした。

 

 

しかし、今の子供達は、物質的に豊かな幼年期を過ごし、さらに、スマホなど脳に心地よい刺激を与えるものに常日頃からに触れています。

そのため、自分の思い通りにならない状況に対しても適応していくという能力が、以前の世代よりも低下しているのです。

 

これが親子共依存の精神病理と脳内で化学反応を起こすと、親に迷惑をかけることで精神の安定を保とうとします。

親に暴言を吐く、親に暴力をふるうなどワガママな態度をとることも、形を変えた親への精神的依存なのです。

 

親の言いなりになるのも親子共依存の結果ですが、親に迷惑をかけることで精神的なストレスから目を背けようとすることも、やはり依存の形態だということです。

 

 

といっても、親に暴言を吐いたり、親に暴力をふるったりしても、そのこと自体で子どもが楽しいと感じるわけではありません。

親に迷惑をかけているという感覚を持つことよって、自覚はしていませんが、ある意味、親への依存状態であることは、受験生本人も心の奥底では感じ取じとっているのです。

 

 

これは、メンタル医学で「試し行動」と呼ばれているものとよく似ています。

「試し行動」とは、幼児の段階で、精神的なストレスを受けると、わざと親に迷惑をかけ愛情をつなげ止めようとするものです。

 

受験生の親への依存も、精神的な構造はこれと全く同じです。

それが、現在では、大学受験の年代でも生じているわけです。

 

 


親が子どもに依存する原因は母親の生きがいの喪失感!


では、「新型の親子共依存」に陥る親の側の原因は、どこにあるのでしょうか?

原因として圧倒的に多いのは、母親の生きがいの喪失感です。

 

 

現代社会の中で生きている親御様は、本来は、様々な側面を持っているはずです。

会社の中での役割や、地域社会の中での役割もあるでしょう。

 

もちろん、親としての役割も重要な役割なのですが、他の役割に関して自分の存在価値を感じにくくなってしまっている人も少なくありません。

そうすると、子どもの教育や子育てのみが、自分の唯一の価値だと感じてしまうようになるのは、ある意味、仕方のないことかもしれません。

 

その結果、子どもへの過干渉や執着心が過剰に高まってしまい、母親としての自分しか持つことができなくなってしまうわけです。

 

 

子どもへの精神的な依存が深まると、親にとって子どもの問題から離れることが恐怖心につながることさえあります。

実際、詳しく問診を行うと、子供から暴言を吐かれたり、暴力を受けることであっても、本人は「大変困っている」と言うものの、心の奥底にそれを求めている深層心理が垣間見えてくることさえあります。

 

 

一方、子どもの側でも、こうした親の心理を見透かします。

こうして、親への暴言や暴力を実行することによって心の安寧を得ようとし、「新型の親子共依存」が成立するというわけです。

 


親子分離は入試に合格した後で!


では、こうした親子共依存の精神病理に対し、問題を解決するには、具体的にはどうしたらよいのでしょうか?

 

 

これに対し、多くの医師は、親子が精神的に分離するということを勧めています。

 

実際、子どもが親から離れた別の家で生活をするという「親子分離療法」も行われています。

これは、親子共依存の対策として、一般論としては正しいと私自身も考えています。

 

 

ただし、子どもが受験生であった場合、これはとても危険だと私は声を大にして言いたいです。

 

確かに、子どもの自立を促す効果はありますが、これによって入試には落ちてしまう場合がとても多いのです。

そして、入試に落ちることで、子供の精神的な混乱はますます深くなるということが圧倒的に多いのです。

実際、毎年3月になると、そのような泥沼にはまってしまった親子が、私の心療内科クリニックに多数、ご来院になります。

 

 

精神的な成熟が遅れている今の子どもは、突き放したからといって、それて自分の力で成長していくということはとても困難です。

しかも、心身ともにストレスが高まる受験の時期に、このような荒療治に踏み出すというのは、とても無謀なことです。

 

 

私がおすすめするのは、まずは最新の脳医学を活用して、当面は受験生のお子さんの精神的なストレスの部分だけを改善することで脳の働きを高め、とりあえず、志望校の合格を先に確保しておくことです。

 

その上で、親子共依存を改善するのは、志望校に入学したあと、大学生や高校生としての生活を通して、じっくりと時間をかけて取り組めばいいのです。

つまり、親子共依存の根本的な解決は、入試に合格した後に、良い意味で先送りをするわけです。

 

実際、受験に成功すると、それだけでお子さんの気分はポジティブになるため、親子分離は、ほどんどのケースでうまくいきます。

 

  

本郷赤門前クリニックでは、磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コースという診療プログラムを設けていますのが、この中で親子共依存についても重点的に取り組んでします。

合格実績についても申し分のない結果が出ているものと自負しています。

 

 


合格のためのメンタルの安定化

受験に特化した光トポグラフィー検査


 親子分離を先送りしたまま、志望校への合格を確保するには、受験生の脳や心に生じている問題を取り除く必要があります。

 

ここまで解説してきた新型の親子共依存の場合、受験生の脳や心には、ほぼ例外なく、何らかの具体的な症状が出ているはずです。

多いのは、「受験うつ」、「適応障害」、「受験強迫性障害」、「勉強恐怖症」、「受験無気力症候群」、「受験ストレス性記憶障害」などです。

 

 

これを見極めるために、ぜひとも受けていただきたいのが、受験に特化した光トポグラフィー検査です。

脳の状態を可視化することで、脳で何が起きているからマンネリ化や倦怠感が生じているのか、科学的に突き止めることができます。

さらに、成績を改善させる脳医学的な方法も明らかになるので、受験生が志望校合格を実現するには、とても役立つ検査です。

  

受験に特化した光トポグラフィー検査については、こちらのページをご参照ください。

 


脳の状態を最新医学で最適化!

磁気刺激治療・早期合格コース


受験に特化した光トポグラフィー検査の結果、「受験うつ」「受験無気力症候群」「受験燃え尽き症候群」などが見つかった場合は、磁気のパルスで脳の働きを高める「磁気刺激治療」を行うと、脳内の扁桃体と呼ばれる部分の暴走を抑えることで、学力を早期に回復さえることが可能です。

 

さらに、磁気のパルスの作用で、思考力を働かせるのに不可欠な脳内のワーキングメモリーという機能が高まるため、試験を受けた時の得点能力をアップさせることができます。

 

 

実際、弊院の「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」では、メンタル面の不調に苦しむ多くの受験生が入試で素晴らしい結果を残してくれています。

メンタル面でデリケートな受験生の方は、ぜひ、万全の準備をして入試に臨んでください。

 

「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」については、以下のフォームからお気軽にご案内を請求していただきたいと思います。

 


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受験の燃え尽き症候群については、こちらのページでも詳しく解説しています。

あわせてご参照ください。

 


 【2018年】 本郷赤門前クリニックの実績  🌸東京大学、理科Ⅰ類(2人)、理科Ⅱ類、文科Ⅰ類、文科Ⅲ類、合格!!🌸京都大学、理学部、工学部、合格!🌸🌸🌸 🌸早稲田大学、基幹理工学部、商学部、合格!🌸🌸🌸 🌸慶応大学、理工学部、総合政策学部、合格!🌸🌸🌸 🌸医学部、東京都内、近畿地方など多数、合格!🌸🌸🌸 その他、歯学部、薬学部、マーチ、日東駒専、短大に多数、合格!