朝寝坊が治る食生活
Diet to correct oversleeping
受験生必見!夜の食事で朝を変える最新の脳医学とは?
✓ 朝寝坊をすると、脳の機能は午前中に30%程度も低下してしまうというデータが出ています。入試は午前中から行われるため、受験生は必ず朝寝坊を治すべきです。
✓ 普段の食生活を改善させるだけで、朝寝坊が自然に治る効果が出ることがわかってきました。朝、体内で「ケトン体(Ketone bodies)」が増加すると、自然に目覚めることができます。
✓ 「ケトン体(Ketone bodies)」が増加すると脳が刺激を受けて意欲が高まるため、勉強の集中力が高まり、学力アップにもつながります。
✓ 夕食の時間を見直すこと、夜食のメニューを見直すことで、朝、「ケトン体(Ketone bodies)」を増やす作用が生じます。ご家庭で何をすべきか、具体的にご紹介します。
受験生にとって、朝が弱いというのは致命的です。
朝が弱いタイプの脳は、音楽や絵画など芸術の分野については独自のセンスが育ちやすく、目覚ましい業績を上げやすい傾向があることは分かっています。
ただし、数学や英語など受験科目については、メリットはほぼありません。
それどころか、脳の機能は、午前中に30%程度が低下してしまうというデータも出ています。
睡眠時間が増えて脳の疲労が回復しているように感じるかもしれませんが、実際の脳の働きは低下してしまっているのです。
そんな朝が弱い受験生が、簡単な手段で、朝から脳が積極的に活動して食えれるようになる化学成分があります。
それが、ケトン体と呼ばれているものです。
ただし、朝寝坊から脱却するために、朝になったらケトン体を飲もう・・・などとは考えてはいけません。
実は前日の夜の食生活をほんの少し見直すだけで、体内で自然にケトン体を生み出してくれるのです。
この刺激によって、朝から脳が活発に作業を行えるようになるため、成績の急上昇に結びつくわけです。
一体、ケトン体には、どのような効果があるから志望校へ合格できるわけなののか?
具体的には、どのようなことをこことがければ、ケトン体は体内で増加してくれるのか?
受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに分かりやすく解説します。
朝、早起きがすごく苦手という受験生は多いですよね。
これ、志望校に合格するには、とってもマズいことです。
朝寝坊の受験生は、早めに直しておかないと、入試の直前期になっても、ついつい生活リズムが乱れが続き、その結果、重度のスランプに陥って入試に落ちてしまう人が、すごく多いんです!
朝が苦手な人は、午前中の脳の働きが30%ほど低いというデータも出ているんです。
大学の3年生への編入試験や、社会人を対象とした大学院の入試だと、夜に行われることもあります。
でも、普通の入試は、ほぼすべて、午前中から行われます。
ですから、朝寝坊の対策は、志望校合格への生命線だといえるわけです。
実際、私のクリニックに来てくれた受験生に聞いてみたら、8割くらいが、朝は苦手だという回答です。
これは放置してはいけないことです。
このページでご紹介する食生活の見直しを、今日から実践していただきたいと思います。
私のクリニックが開発した磁気刺激治療のコースを受けていただくと、脳の働きが活発になって、朝から自然に意欲が高まるのでバリバリ勉強できるようになりますが、ある程度は、ご家庭でも対策が可能です。
おすすめしたいのが、体内で「ケトン体(Ketone bodies)」を増やして、自然に目を覚ますという生活習慣に切り換えるとぴおうことです。
これによって、無理なく早起きできるようになります。
その上、脳内で意欲を生み出している側坐核も午前中から刺激を受けやすくなります。
だから、勉強のやる気もアップするので、一石二鳥なのです。
実は、人間の脳は、もともと、朝になったら体内でケトン体が増えてきて、それで自然に目を覚ますように設計されているのです。
ところが、現代人は、この仕組みがうまく機能していません。
特に、クリニックで朝の苦手な受験生を診察したら、ほぼ全員、ケトン体の適切な効果が得られていないという結果でした。
では、どうして現代人は、朝、ケトン体が不足してしまうのでしょうか?
その理由は、食生活とライフスタイルの乱れにあります。
これが現代っ子の朝寝坊の元凶だったわけです。
脳は、基本的には、グルコース(ブドウ糖)だけをエネルギー源にして機能しているんです。
でも、実は、脳にはグルコースをためておく機能がないんです。
脳という超高性能の装置を頭蓋骨の中に収めようとした結果、省けるものは全部省く…ということになったんですね。
だから、朝が近づいてきてグルコースが足りなくなると、何か代わりのものが必要になります。
それで、一部ですが、脂肪を分解してケトン体を作り、これをグルコースの代わりのエネルギー源として使うのです。
ただし、ケトン体で脳を稼働させると、グルコースと違った作用も現れるのです。
それが、覚醒して頭がより活発に働くというものです。
どんなに怠惰な性格の人も、朝になったら勝手に目が覚めて、脳内には自然にヤル気が出て、特に意識しなくても当たり前のように食料を取りに出かけて行く・・・。
20万年の間、私たちの祖先は、こうして命をつないでいました。
実は、この行動原理を支えていた仕組みの一つが、ケトン体だったわけです。
つまり、人類は、朝、ケトン体が増えることで生き残ったといっても過言ではないわけです。
ところが、夕食が遅くなり、炭水化物が朝まで残っている人は、ケトン体が作られにくくなってしまいました。
だから、起きられなかったり、ヤル気が出なくなったりといった現代っ子特有の問題が噴き出してきたのです。
では、朝寝坊を防ぐには、具体的には、どうしたらいいのか?
その答えは、夕食の時間を早くすればいいということです。
といっても、受験生は塾や予備校で、どうしても夜が遅くなってしまいます。
そこで実践していただきたいのが、塾の前、あるいは休憩時間中に、コンビニのおむすびやサンドイッチでいいので、カロリーを摂取しておくということです。
コンビニのおむすびだって、プラス40円くらいで、けっこう、高タンパクの具が入っていますよね。
こういうおむすびを選べば、そこそこの夕食になっちゃいます。
それでも帰宅後にお腹が空く場合は、夜食として食べて結構ですが、夜遅く食べるカロリーは、大幅に削減できます。
さらに、夜食は脂肪分とタンパク質を抑え、炭水化物が中心の消化の良いものを厳選しましょう。
たとえば、うどんだったら、少なくとも睡眠時間の前半の内にすべて消化吸収が終わってくれます。
だから、翌朝のケトン体の分泌を抑制する効果は小さくて済むのです。
実際、このように食生活の習慣を変えた受験生は、かなりが朝寝坊を克服できています。
ご紹介したように、食生活を見直して、朝にケトン体が増加するようになれば、朝寝坊はかなり改善します。
ただし、こうした対策を施しても効果が見られない場合は、他の要因が考えられます。
この場合、可能性が考えられるのが、「睡眠相後退症候群(Delayed Sleep Phase Syndrome)」です。
これは、脳のトラブルによって睡眠を取る時間帯(睡眠相)が1日24時間の中で後ろにずれていくものです。
実は、不登校になっている生徒の中に、本人もご家族も気づいていないだけで、本当の原因が睡眠相後退症候群であるケースがかなり含まれていることがわかっています。
この場合は、睡眠相後退症候群に対する治療が不可欠です。
こちらについては、「睡眠相後退症候群(Delayed Sleep Phase Syndrome)」の解説ページをご参照ください。
また、子どもが朝寝坊になった場合、それに加えて無気力になったり、メンタルが不安定になったりしているケースでは、とても多いのが、「受験うつ」「受験無気力症候群」「受験燃え尽き症候群」などです。
このような場合は、磁気のパルスで脳の働きを高める「磁気刺激治療」を行うと、脳内の扁桃体と呼ばれる部分の暴走を抑えることで、朝寝坊だけでなく無気力やイライラも回復し、午前中からしっかり勉強することが可能になります。
さらに、磁気のパルスの作用で、思考力を働かせるのに不可欠な脳内のワーキングメモリーという機能が高まるため、試験を受けた時の得点能力をアップさせることができます。
実際、弊院の「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」では、メンタル面の不調に苦しむ多くの受験生が入試で素晴らしい結果を残してくれています。
メンタル面でデリケートな受験生の方は、ぜひ、万全の準備をして入試に臨んでください。
「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」については、以下のフォームからお気軽にご案内を請求していただきたいと思います。
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