夜のニュース番組、入試の期間中はNG!

光文社新書「受験うつ」127ページより


 

 

・・・むごたらしい戦争、殺人事件、死亡事故…。

 

日々、報道されるニュースの大半は、人間社会の負の側面が生々しく露呈しているものです。

 

それでなくても心が押しつぶされそうになる受験生が、そんなネガティブな情報を見聞きしたら、抑うつ感情がもたらされるのは当然のことです。

 

 

特にメンタル面でダメージを受けやすいのが夜です。

 

脳の中で原始的な感情を司る大脳辺縁系の機能が相対的に優位となるため、心が塞ぎ込んでしまいます。

 

また、睡眠の質も悪くなるので注意が必要です。

 

「報道ステーション」も「NHKニュース7」も入試の期間中は控えましょう。

 

 

一方、新聞を読む場合は理性を扱う前頭前野が優位となるため、影響は限定的です。

 

朝なら特に心配はありません。・・・

 

光文社新書「受験うつ」127ページより

「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」

光文社新書 

 

吉田たかよし 待望の新刊本!

12月16日、発売決定!

 

<目次>
第1章 増える受験うつ
第2章「受験うつ」のメカニズム
第3章 受験うつは答案用紙に表れる
第4章 間違いだらけの治療法
第5章 親のひと言が子どもを受験うつにする
第6章 うつにならない勉強法
第7章 親のコーチングで結果は出せる

 

<内容紹介>
未成年のうつ病、しかも、ストレスが増える受験期に突然発症する人が急増している。
子どもと大人では症状が大きく異なるため、親も受験生本人も発症に気が付かない
ケースが多いのが実情である。
中学受験ではもちろんのこと、高校受験や大学受験で頻発しており、受験生専門外来の
私のクリニックにも、勉強が手につかなくなった多くの受験生が来院している。
受験期のうつで人生を狂わさないために、受験生本人が、家族ができることは何か?
また、脳機能から考えたストレス管理や効率の良い勉強法もまとめた、
うつ病の有無を問わず受験を控えたすべての方に必見の書。