受験生のオネショ(夜尿症)が増加!

原因は受験ストレスと脳疲労症候群


受験生を中心に診療を行う私の心療内科クリニックでは、予想外の症状に直面しています。

それは、高校3年生や小学6年生といった受験生に見られる夜尿症、すなわちオネショが増えているという現象です。

原因は受験ストレスと受験勉強による脳疲労症候群です。

 

 

通常、オネショは5歳までの幼児が経験する一過性の現象と捉えられています。

それが一旦5歳を超えて再び始まると、それは「夜尿症」と診断されることが一般的です。

しかし、中学受験や大学受験の閾に立つ年代である12歳や18歳の段階で、オネショが増加しているという事実には驚かされます。

 

私のクリニックでは、患者との対話に力を注いでいます。

初回の診療ではほとんどの受験生がこの問題について語ることはありませんが、何度か通院し信頼関係が築かれたところで、初めて「オネショが気になります...」といった話が出てくるのです。

 

検査と診察を行うと、受験ストレスや脳疲労症候群の問題が、ほぼすべての症例で見つかります。

つまり、受験生のオネショは、脳や心の問題に気づかせてくれるSOSサインとしても逃してはいけないものなのです。

 

 

親が気づかない理由とは?

 

ただし、中学受験や大学受験の年代でオネショをする人が多いというのは、世間ではほとんど知られていません。

私自身も、受験生専門の心療内科医として臨床の現場に立つまで、まったく知りませんでした。

その理由は、この年代になると、オネショを隠すため、本人以外は、知ることがないからです。

 

実際、私のクリニックの症例でも、親は、ほとんどの場合、わが子がオネショに悩んでいることに気づいていません。

なぜ親が気づかないのかというと、それは受験生自身がこの問題を隠しているからです。

恥ずかしさから親にも言えず、自分で洗濯をして乾かすという行動をとっているのです。

私のクリニックでのカウンセリングでは、「お母さんには内緒にしてください...」と訴える受験生がほとんどなのです。

 

また、乳幼児のオネショと違い、大学受験や中学受験の年代になると、寝ていても排尿をし始めた瞬間に目覚めて排尿を止めるので、布団やシーツはさほど濡れないという事情もあります。

だから、夜中に下着だけ洗って乾かせば家族に知られることがないわけです。

しかし、このことによって、受験生は、長い期間、自分一人で悩みを抱え続けることになるので、精神が被る二次的な問題は逆により深刻なものとなってしまいます。

 

 

 

 

オネショをしてしまう受験生は体内で何が起きているのか?

 

受験生の体内では、いったい、何が起きてオネショをしてしまうのでしょうか?

もちろん、お一人お一人、さまざまな原因が考えられるので、検査と診察をしないと断定はできませんが、その中でも多いのは、ホルモンの問題と睡眠の問題が化学反応を起こし、オネショに至ってしまうということです。

 

ホルモンの問題としては、抗利尿ホルモン(ADH)の分泌不足があげられます。

ADHは脳の下垂体から分泌され、腎臓で尿の生成を調節する役割を担っています。

これが適切に分泌されないと、夜間に過度の尿が生成され、結果として夜尿症を引き起こす要因を作ってしまいます。

ストレスや脳疲労症候群に陥った場合にADHの分泌量が低下する傾向があるというのは、よく見られる現象です。

 

 

ただし、膀胱に大量の尿が蓄積すると、通常はトイレに行きたくて目が覚めるので、それだけでは、睡眠の途中で目が覚める中途覚醒の原因にはなっても、いきなりオネショまで進むことはありません。

もう一つ、睡眠の問題も、夜尿症の重要な要因となります。

 

受験生にはストレスや不安、緊張が溜まりやすく、これらが睡眠に悪影響を及ぼすことが多々あります。

これによって、膀胱に尿がたまったら尿意を催して目が覚めるといった対応ができなくなってしまうのです。

 

 

受験生のオネショを簡単に治せる方法とは?

 

後ほど詳しく説明しますが、受験生にとってオネショになった場合に最も大事なのは、その根本的な原因となっている受験ストレスや脳疲労症候群の原因となっている受験うつ自体を治すということです。

これをしないと、たとえオネショが治っても、肝心の受験に失敗してしまうからです。

ただし、オネショ自体は、ご自分でごく簡単な対処をしただけで多くの場合、すぐに治ります。

 

私のクリニックで、受験生がオネショをした場合に詳しく問診を行うと、ほぼ全員が二つの不適切な生活習慣を行っていることがわかりました。

一つは睡眠のリズムが不安定になっているということです。

これを改め、寝る時間と起きる時間を一定にすれば、受験ストレスによるADHの分泌低下や睡眠の異常はかなり回避できます。

 

もう一つの問題点は、カフェインの過剰摂取と摂取する時間帯の問題です。

カフェインはADHの分泌を低下させて副作用を持っています。

ですから夕方の時間帯以降にカフェインを摂取すると、睡眠中にADHの分泌量が低下してしまうのです。

また、睡眠の質を落とす効果もありますので、オネショをもたらせ二段階の要因のどちらにもカフェインが悪影響を与えているのです。

特に、ドリンク剤には大量のカフェインが含まれていますので、とりわけ注意してください。

 

 

 

オネショで入試に失敗してしまう本当の理由!

 

夜尿症がもたらす最大の問題は「恥ずかしさ」ではありません。

むしろ、受験ストレスや受験うつにより脳の働きが抑制されてしまい、これが入試での失敗につながってしまうことこそが、本当に心配すべき問題です。

 

受験生の脳機能を分析すると、脳内で不安や不満を作り出している扁桃体が過剰な刺激を受けている場合がとても多いのです。

その結果、論理的思考力を生み出す前頭前野が機能不全に陥り、それによって試験の得点能力がかなり抑えられている傾向があります。

 

逆に言えば、これを改善することができれば、成績は大幅に改善される余地があるということです。

オネショを脳のSOSサインととらえ、最新の脳医学で脳の働きを高め、ぜひ、憧れの志望校の合格を勝ち取りましょう。

 

 

 

 

脳の働きを改善させ志望校合格を勝ち取る最新医学の診療プログラム!

 

私のクリニックでは、脳の働きを改善させ志望校合格を勝ち取る最新医学を活用した診療プログラムを提供しています。

それが、磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コースです。

 

まず、受験に特化した光トポグラフィー検査をお受けいただき、受験うつや受験ストレスを検査データに基づいて診断します。

さらにそのデータに基づいて、磁気刺激治療と受験勉強でメンタルを治す先進的なCBT治療を行うのです。

これが、磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コースです。

短期間のうちに回復するとともに、脳の働きが良くなるため、試験問題を解く能力も高まります。

 

 

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「Dr.吉田の受験うつ総合解説」

 

 

「受験うつ」は、入試の不安や受験勉強による脳疲労によって発症する「うつ症状」の総称です。

実際には、「受験うつ」には、様々な原因や様々な症状が含まれており、一つの病気というわけではありません。

 

そこで、このような多様な「受験うつ」を様々な角度から理解していただくために、「受験うつ対策ガイド 合格への道を開く情報が満載 Dr.吉田の受験うつ総合解説」というページを設けています。

総合解説というネーミングの通り、ありとあらゆるタイプの「受験うつ」網羅して解説しているので、ご自分の症状がご説明しているどのタイプにも当てはまらないということは、まず、ないでしょう。

 

また、このサイトは、「受験うつ」に関するハブページになっています。

それぞれの症状や原因に対して、専門に解説しているページにリンクが張られており、ご自分の症状に最も適合している対策をご紹介しているページにたどり着けるように工夫されています。

 

ぜひ、まずはこちらの記事をご一読いただきたいと思います。 

 

 

 

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