受験ストレス性記憶障害 Stress-induced Memory Impairment

✩ストレスホルモンで記憶できない!

 →「記銘力」が低下!

 

✩脳が抑制され、記憶を思い出せない!

 →「想起力」も低下!

 

✩志望校に合格するには?

  ご自分でできる簡単な対策をご紹介します!

 


受験ストレスによる

記憶力の低下

脳医学の対策で大幅成績アップ


 ✓  勉強しても記憶に残らない、暗記しても数日で忘れてしまうという方は、「受験ストレス性記憶障害」の危険性があります。

 

 ✓ 「ストレス性記憶障害(Stress-induced Memory Impairment)」とは、脳内の海馬や前頭前野が精神的なストレスにで障害を受け、記憶力が著しく低下する症状を指します。

 

 ✓  受験勉強のストレスでコルチゾールというストレスホルモンが増加し、海馬の神経細胞にダメージを与えるため、記憶を作り出す「記銘(Memorization)」ができなくなってしまいます。

 

 ✓  精神的なストレスが高まると前頭前野の機能が抑制され、記憶を思い出す想起(Retrieval)ができなくなってしまいます。

 

 ✓  受験ストレス性記憶障害は、入試が近づくとストレスが増すため症状が悪化し、入試の当日に症状が極大化します。

 

 ✓  ご自分で簡単に実践できる記憶力を高める方法をご紹介します。

 

 ✓  最新の治療方法により、受験ストレス性記憶障害から回復し、志望校に合格される方が多数でています。

 

脳医学の治療で大幅成績アップ  受験ストレスによる 記憶力の低下!  Musical Imagery Repetition

受験ストレス性記憶障害とは?


頑張って勉強しているのに、ちっとも記憶に残らない・・・。

 

せっかく暗記しても、数日でほとんど忘れてしまう・・・。

 

昨日、何を勉強したのかも思い出せないこともある・・・。

 

もし、このような症状が起きていたら、あなたの脳は、「受験ストレス性記憶障害」に陥っている危険性があります。

 

 

「ストレス性記憶障害(Stress-induced Memory Impairment)」とは、脳内で記憶を作り出している海馬や、思い出すために重要な前頭前野などが、精神的なストレスによって障害を受け、記憶力が著しく低下する症状を指します。

 

特に受験勉強によるストレスは、ストレスホルモンのコルチゾールなどが増加しやすく、こうした症状を引き起こしやすい特徴を持っているのです。

 

このために生じるのが「受験ストレス性記憶障害」です。

 

 

もしあなたが勉強しているにもかかわらず、記憶が続かない状況にある場合、受験勉強に伴うストレスが脳の記憶機能に影響を及ぼしている可能性があります。

 

このような問題に対処するためには、受験ストレス性記憶障害に関する理解が重要です。

 

 

当サイトでは、受験ストレス性記憶障害の症状や原因について詳しく解説しています。

 

また、受験生が記憶力を向上させるための効果的な対策やストレス管理の方法を提供しています。

 

これらの情報を通じて、受験勉強におけるストレス性記憶障害の克服に役立つ知識を得ることができます。

 

脳医学やメンタル医学に基づく適切な対策を講じていただければ、志望校への合格という目標の達成に間違いなく近づけることでしょう。

 

 


記憶障害は、手遅れになると浪人を繰り返すことに・・・


 

受験ストレス性記憶障害は、入試の合否に極めて深刻な悪影響をもたらします。

 

記憶力が障害を受けると成績が低下するのは当然ですが、問題はこれだけにとどまりません。

 

 

放置しておくと、ワーキングメモリー(Working memory)など、脳の他の高度な機能にも波及することが多いのです。

 

また、やがてメンタル面も蝕まれ、勉強のヤル気の低下や、不安感、イライラなどに苦しめられることになります。

 

 

さらに、「受験うつ」の早期の段階、もしくはその予備群となっている場合も多く、この場合は、直ちに対処しないと、何年も浪人を繰り返すことになってしまいます。

 

 


放置すると、入試の当日に記憶障害が極大化する!


 

症状が悪化する原因は、受験の持つ共通した特徴にあります。

 

入試の日程が近づくと、受験生の脳内では、ほぼ例外なく精神的なストレスのレベルが高まります。

 

それに連動して、記憶障害も重篤化していくわけです。

 

 

受験生にとって、精神的なストレスが極大化するのは、いつだと思いますか?

 

多くの場合、それは、入試の当日です。

 

当然、適切な対処をしなければ、その結果として、受験ストレス性記憶障害も入試の当日に極大化します。

 

それは、すなわち、「入試に落ちる」ということを意味しているわけです。

 


脳で何が起こって記憶障害が生じるのか?


記憶力は、記銘・保持・想起という3つの段階で成り立っています。

 

記銘(Memorization)とは、見聞きした情報を脳にインプットして記憶を作り出すこと。

 

保持(Retention)とは、記憶を脳内に保持すること。

 

想起(Retrieval)とは、必要なときに記憶を思い出すことです。

 

この3つが、記憶の3要素と呼ばれています。

 

 

このうち、受験ストレス性記憶障害では、主に記銘と想起の2つの段階で、脳内に重大な機能不全が生じていることがわかっています。

 

 

これを詳しく見ていきましょう。

 

 


ストレスホルモンが海馬にダメージを与える!


 

受験勉強によって、ストレスホルモンのコルチゾールが増加します。

 

これが記憶を作り出す記銘のプロセスに、重大な悪影響をもたらすのです。

 

 

脳が記銘を遂行するにあたり、とても大切な役割を果たしているのが海馬です。

 

コルチゾールが増加すると、海馬の新生細胞の数が減少することがわかっています。

 

また、海馬の一つ一つの細胞についても、コルチゾールが作用すると、記憶を作り出すのにとても重要な樹状突起という部分の数が減ってしまうことも実証されています。

 

 

 

海馬の新生細胞の数も減るし、一つ一つの機能も低下するわけですから、記銘がうまくできなくなるのは当然の結果だと言えます。

 

 


想起力の低下は前頭前野の機能低下で起こる!


 

試験を受けているときに、必要な記憶を思い出すこと、つまり、想起できなければ、点数は取れません。

 

この想起の機能にも、精神的ストレスは重大な悪影響をもたらします。

 

 

記憶の想起は、脳の背外側前頭前野など前頭前野と呼ばれる部分が大きな役割を果たしています。

 

この部分は、とりわけ精神的なストレスの影響を受けやすく、一時的に想起力が障害を受け、覚えているはずの知識が思い出せなくなります。

 

 


試験中の度忘れも、想起力の低下が原因!


 

試験を受けているときに、必要な記憶を思い出すこと、つまり、想起できなければ、点数は取れません。

 

この想起の機能にも、精神的ストレスは重大な悪影響をもたらします。

 

 

記憶の想起は、脳の背外側前頭前野など前頭前野と呼ばれる部分が大きな役割を果たしています。

 

この部分は、とりわけ精神的なストレスの影響を受けやすく、一時的に想起力が障害を受け、覚えているはずの知識が思い出せなくなります。

 

 

学校の定期テストを受けているときは度忘れして思い出せなくなったのに、試験が終わった途端に思い出した・・・。

 

あなたにも、一度くらい、そんな経験があるはずです。

 

これって、悔しいですよね。

 

 

この現象も、試験問題を解くストレスで、一時的に想起力が障害を受けるため、思い出せなくなることで生じるものです。

 

試験が終わった途端に思い出せるのは、ストレスが消え去るためです。

 

 

ただし、入学試験の最中に起こる記憶力障害は、このような生やさしいものではなく、1年間、受験勉強で学び続けたことが、まるごと思い出せなくなるといった重篤な症状が出る場合もあります。

 


ご自分でできる記憶力を高める方法!


 

図に示したように、情報が小さい海馬という部分に一時的に仮置された状態が短期記憶です。

 

それを睡眠中に、容量がはるかに大きい大脳新皮質という部分に置き換えると、一生、忘れることがない長期記憶に変換されます。

 

主にこの変換が行われるのが、睡眠中なのです。

 

 

では、この作用をパワーアップするには、どうしたいいか?

 

カンのよい方は、気づいていると思いますが、上記の図の中で赤字で書いている部分がその答えです。

 

① 寝る直前に、記憶にタグ付けをすること

② 起床した直後に、想起訓練をすること

 

睡眠をはさんでこの2つを行うということで、私は、「睡眠サンドイッチ記憶法」と呼んでいます。

 

 

脳は寝る直前に認識した情報には、優先して長期記憶に残すタグが付くような状態になり、実際に長期記憶に変換されやすいという性質があります。

 

だから、その日に勉強したことを軽く復習してから寝るのが、とても効果的なんです。

 

ただし、目的は長期記憶のためのタグ付なので、普通の復習のように、無理して覚えようとする必要はありません。

 

その日、勉強したことを、ただ、軽く読み飛ばせばいいだけです。

 

30分もあれば、丸一日分の勉強がカバーできます。

 

 

一方、起床した直後に思い出す思い出すための想起力が強力に鍛えられます。

 

なぜかと言うと、想起力は脳の前頭前野の部分が中心になって生み出される能力ですが、疲労しやすく、日中、機能がどんどん低下します。

 

だからこそ、想起力を鍛えるには、睡眠によって前頭前野に休息を取らせた直後の朝が理想的なわけです。

 

この方法のもう一つの脳科学上ののメリットは、仮に一晩で長期記憶に変換されなくても、朝、思い出す訓練をしておくと、脳は必要な情報だと認識し、その日の夜以降に長期記憶になる確率もアップしてくれるということです。

 

こちらは、寝る前と違って、想起する、つまり、思い出そうと努力する必要があります。

 

ただし、思い出せなくても、ガッカリしてはいけません。

 

思い出そうとすること自体が想起力の訓練になっているので、思い出そうと頑張りさえすれば、むしろ思い出せないほうが訓練の効果は大きいくらいです。

 

 


磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コースで、記憶力が一気に回復!


ご紹介した「睡眠サンドイッチ記憶法」は、受験生の方には、ぜひ実践していただきたいのですが、受験ストレスが一定以上、脳にダメージを与えている場合は、専門の治療が必要です。

 

特に受験ストレス性記憶力障害は、脳内で起こっている現象は、受験期のうつ症状である「受験うつ」と共通点が多く、その治療法が有効な場合が多いことがわかってきました。

 

また、本人が気づいていないだけで、すでに「受験うつ」を発症している場合もあります。

 

 

私のクリニックでは、最新の磁気刺激治療(Transcranial Magnetic Stimulation)を組み合わせた「受験うつ早期合格コース」を設けていますが、受験ストレス性記憶力障害の方も、こちらのコースで治療を行っています。

 

受験TMS

 

「受験うつ早期合格コース」をの治療が有効かどうかを見極める上で、特化した光トポグラフィー検査が役立ちますので、まずは、この検査を受けていただくことをおすすめしています。

 

  特化した光トポグラフィー検査! ⇒ クリック!

 

受験生の光トポグラフィー検査 東京大学 本郷赤門前クリニック 吉田たかよし

  

また、2020年開始となった当院の「5つの特別診療」のうち、「④記憶力アップ特別診療」では受験ストレス性記憶障害に対する専門の診療を行っています。

その大きな柱となるのが、このページでご説明した海馬と前頭前野の機能の回復なのです。

 

ぜひ、こちらを受診していただき、憧れの志望校への合格を勝ち取ってください!

 


ご案内メールの請求と受診のお申し込み


メモ: * は入力必須項目です