親がチェック!  受験生の自殺予防の秘訣  抑うつ笑顔の3兆候  The three signs of a depressive smile

親がチェック!

受験生の自殺予防の秘訣

抑うつ笑顔の3兆候

The three signs of a depressive smile 



 ✓  受験生の自殺が増加していますが、自殺を図る前、ご家族には笑顔で接していたという受験生も少なくなく、注意が必要です。

 

 ✓  自殺を図る受験生の笑顔には共通した特徴があることがわかってきました。それが、「抑うつ笑顔の3兆候(The three signs of a depressive smile )」です。

 

 ✓  受験生が心の内側に抑うつ感情を隠している場合、脳と表情筋の特殊な関係によって「抑うつ笑顔の3兆候」が表れます。

 

 ✓  親が受験生の自殺を未然に防ぐためにはどのようなことを心がけるべきか、わかりやすく解説します。

 

 

 


親が受験生のメンタルを守る秘訣

「抑うつ笑顔の3兆候」


受験生を支えるご家族にとって、志望校に合格させることは、とても大事なことではあります。

でも、これは2番目に大事なことであって、1番目に大事なことは、どんなことがあっても絶対に自殺を防ぐということです。

 

 

そのためには、受験生が自殺を図る前に、ご家族が、その兆候に気づいていただくことが必要です。

実は、メンタル医学の研究で、いくつかの自殺の前兆現象が見つかっているのです。

 

 

その中でも、ぜひ、受験生のご家族に知っておいていただきたいのは、自殺する危険性があるかどうか、笑顔に特徴が表れるということです。

それが、「抑うつ笑顔の3兆候」です。

 

この3つの特徴をご家族が知っておくことが、受験生の自殺を未然に防ぐ上で、とても重要です。

 

 

また、受験生の成績はメンタルの状態を敏感に反映します。

ですから、志望校への合格を勝ち取るためにも、親は「抑うつ笑顔の3兆候」をよく理解したうえで、受験生のメンタルをケアしてあげることが必要です。

 

 

どうしてメンタル面のトラブルが笑顔の特徴に表れるのか?

具体的には、ご家族は受験生の笑顔のどの部分に注目して見守ればいいのか?

 

このページでは、受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに分かりやすく解説します。

 

  


笑顔は自殺するSOSサイン!


入試に落ちたり、模擬試験で悪い点数を取った後に、ガックリと肩を落とし、ひどく落ち込んでいる・・・。

そんな場合なら、ひょっとしたら自殺するかもしれないということは、医者がお伝えするまでもなく、どなたも想像がつくと思います。

 

 

もちろん、そういう場合もありますが、実は、笑顔になっている場合も、自殺につながることがとても多いのが現実なのです。

受験生のご家族は、これを頭に入れておくことが、受験生の自殺を防ぐ上で、とても重要です。

 

 

受験生がガックリと肩を落としている場合はご家族が異変に気づきやすく、自殺を図る前に手をさしのべてあげることも可能です。

でも、笑顔が自殺のSOSサインになることはご存知ない方が大半で、これが落とし穴になってしまいます。

 

 

だからこそ、ご家庭で受験生が笑顔である場合も、自殺に関して決して油断してはいけないということを、ぜひ、頭に入れておいていただきたいのです。

 

 


抑うつ笑顔の3つの特徴とは?


ただし、当然のことですが、笑顔のすべててが自殺に結びつくわけではありません。

自殺につながるかどうかを見極めることに役立つ、メンタル医学の重大なチェックポイントがあるのです。

 

 

受験生のご家族に、ぜひ、頭に入れておいていただきたいのは、「抑うつ笑顔の3兆候」です。

 

自殺の前兆かもしれない危険な笑顔は、次の3つの特徴があることが知られています。

 

 

 【抑うつ笑顔の3兆候】

 

 

 

兆候①「 口角を上げる口元だけの笑顔」

 

兆候②「目は笑っていない」

 

兆候③「 能面のように笑顔が変化しない」

 

 

以上の3つが、「抑うつ笑顔の3兆候」です。

 


自殺率が高い「微笑みうつ」とは?


実は、「抑うつ笑顔の3兆候」は、うつ病の研究から明らかになったものです。

 

周囲の人は、本人が笑顔だつたらメンタルは大丈夫だろうと思いがちです。

しかし、実は、うつ症状に苦しんでいるにもかかわらず、家族の前では、ご本人はそうした内面を笑顔にすることで必死で隠している場合が少なくないのです。

 

 

その場合は、無理をしているため、当然、自然な笑顔とは違ったものになります。

こうして「抑うつ笑顔の3兆候」が生じるのです。

 

私たち心療内科医も、患者さんを問診するときに、さりげなく「抑うつ笑顔の3兆候」が出ていないか確認し、診断に生かしています。

 

 

これと同じことが、自殺を図る衝動を生み出す心理についても成り立つわけです。

 

受験生がうつ病にり患している場合は、言うまでもなく自殺を図るリスクも高まります。

また、うつ病には至っていなくても、自殺を図る場合は、何らかの抑うつ状態となっているため、「抑うつ笑顔の3兆候」は、ご家族にとって大切なチェックポイントとなるわけです。

 

 


抑うつ笑顔の3兆候が生じる理由とは?


では、脳が自殺したい衝動を抱えている場合、どうして「抑うつ笑顔の3兆候」が生じるのでしょうか?

 

 

最大の理由は、微笑みうつの場合と同じで、自分の落ち込んだ感情を家族に知られたくないという心理が強くなることにあります。

それで、精一杯、笑顔を取り繕おうとするのです。

 

 

ただし、顔面の表情筋については、顔の下半分の筋肉が自分の意志でコントロールしやすいという性質をもっています。

だから、この部分の表情筋を使って、嘘の感情を装おうとするのです。

 

その結果、「抑うつ笑顔の3兆候」のその1の「 口角を上げる口元だけの笑顔」となりやすいわけです。

 

 

一方、表情筋のうち、顔の上半分については、脳の中に生じている本当の感情がそのまま表情として現れやすいという特徴があります。

だから、「抑うつ笑顔の3兆候」のその2の「目は笑っていない」という特徴が出るのです。

 

 

さらに、ふさぎ込んでいる本心とは裏腹に、ご家族の前で無理無理に笑顔を取り繕っているので、表情筋の微調整ができません。

その結果、状況に合わせて笑顔が変化するということが起きないのです。

 

こうして、「抑うつ笑顔の3兆候」のその3の「能面のような笑顔」になってしまうわけです。

 

 


難病の世界的権威が発見した笑顔の法則!


こうした現象は、筋ジストロフィーという病気の研究で有名なフランスの神経内科医、Duchenne de Boulogneが、その基礎となる研究によって解明したものです。

 

彼の卓越した観察眼はすごいなと思います。

 

 

私のクリニックでは、基本的には診察やカウンセリングに、ご家族に同席してもらっていますが、「お母さんが一緒だと嫌だ」と受験生が希望する場合は席をはずしてもらっています。

 

このようなケースでは、自殺したいという悩みが最多です。

しかし、ほとんどの場合、ご両親はそのことにまったく気づいていません。

 

なぜなら、落ち込んでいる気持ちを隠して、①②③の笑顔をしていることも多いからです。

 


まずはご家族がセルフチェックを!


ただし、笑顔よりもっと多いのは、受験生が母親に怒鳴り散らして、落ち込んだ気持ちを隠している場合です。

 

こちらについては、親御様が、以下の「親がチェック!わが子の受験ストレス診断」というチェックリストを使って、我が子のストレスが危険水域に入っていないか、確認してあげてください。

 

こちらは、「親がチェック!わが子の受験ストレスの見極め方」というページでご紹介しています。

以下のバナーをクリックして、ご一読ください。

 

 

また「受験無気力症候群」「受験燃え尽き症候群」に陥っている場合は、偽りの笑顔を装うことすらできなくなってしまいます。

 

こちらのついても、それぞれ「受験無気力症候群」「受験燃え尽き症候群」の解説をご一読ください。


受験生の自殺衝動

受験に特化した光トポグラフィー検査


ご紹介した「抑うつ笑顔の3兆候」は、受験生のメンタルトラブルにご家族が気づくためには、とても役立つチェックポイントです。

ただし、大まかな傾向を示しているだけで、もちろん、完璧とは言えません。

 

 

受験生の脳や心の状態を見極めるために、ぜひとも受けていただきたいのが、受験に特化した光トポグラフィー検査です。

 

脳の状態を可視化することで、脳で何が起きているのか、科学的に突き止めることができます。

さらに、成績を改善させる脳医学的な方法も明らかになるので、受験生が志望校合格を実現するには、とても役立つ検査です。

  

受験に特化した光トポグラフィー検査については、こちらのページをご参照ください。

 


脳の状態を最新医学で最適化!

磁気刺激治療・早期合格コース


受験に特化した光トポグラフィー検査の結果、「受験うつ」「受験無気力症候群」「受験燃え尽き症候群」などが見つかった場合は、磁気のパルスで脳の働きを高める「磁気刺激治療」を行うと、脳内の扁桃体と呼ばれる部分の暴走を抑えることで、学力を早期に回復さえることが可能です。

 

さらに、磁気のパルスの作用で、思考力を働かせるのに不可欠な脳内のワーキングメモリーという機能が高まるため、試験を受けた時の得点能力をアップさせることができます。

 

 

実際、弊院の「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」では、メンタル面の不調に苦しむ多くの受験生が入試で素晴らしい結果を残してくれています。

メンタル面でデリケートな受験生の方は、ぜひ、万全の準備をして入試に臨んでください。

 

「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」については、以下のフォームからお気軽にご案内を請求していただきたいと思います。

 


ご案内メールの請求と受診のお申し込み


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受験の燃え尽き症候群については、こちらのページでも詳しく解説しています。

あわせてご参照ください。

 


 【2018年】 本郷赤門前クリニックの実績  🌸東京大学、理科Ⅰ類(2人)、理科Ⅱ類、文科Ⅰ類、文科Ⅲ類、合格!!🌸京都大学、理学部、工学部、合格!🌸🌸🌸 🌸早稲田大学、基幹理工学部、商学部、合格!🌸🌸🌸 🌸慶応大学、理工学部、総合政策学部、合格!🌸🌸🌸 🌸医学部、東京都内、近畿地方など多数、合格!🌸🌸🌸 その他、歯学部、薬学部、マーチ、日東駒専、短大に多数、合格!