受験・燃え尽き症候群
このページの要点は?
✓ 燃え尽き症候群とは、アメリカの精神科医、ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)が提唱したもので、一種の心因性うつ病とも捉えられえています。
✓ 頑張って受けた模擬テストの後に、勉強へのヤル気が急にわかなくなってしまった場合、「受験燃え尽き症候群」の危険性があります。
✓ 脳内で、受験勉強を頑張ろうという意欲の枯渇や消耗(Emotional Exhaustion)が急激に起きるのが特徴です!
✓ 受験生が親へ暴言を吐くようになる場合も多く、これはメンタル医学で「冷淡な態度(Depersonalization)」と呼ばれる重要な兆候です。元気があり余っていると誤解する親も多いのですが、「受験燃え尽き症候群」のSOSサインの可能性があります。
✓ 受験に特化した光トポグラフィー検査などを受けることによって脳機能の状態を詳しく調べ、脳の不調をピンポイントで治すことで、早期の回復と志望校への合格が可能になります。
ポイント!
それまで、真面目にコツコツと勉強してきたのに、ある日を境に、急にヤル気がわかなくなってしまう・・・。
気がついたら、受験勉強は進んでいらず、一日じゅう、スマホばかり見ていた・・・。
そんな異変が起きたら、受験ストレスによる「受験・燃え尽き症候群(Exam burn-out syndrome)」の可能性があります!
早期に脳機能に何が起こっているのか正しく理解し、適切な対処を施すことが必要です。
これを怠ると、合格を勝ち取れないだけでなく、本格的な「受験うつ」に移行し、志望校への合格は絶望的になってしまいます。
さらに、意欲はいつまでたっても回復せず、成人後も仕事につかずに引きこもりになるなど、将来に禍根を残すことにもなってしまうのです。
大切なのは、「気合で頑張る・・・」、「気の持ちようで勉強を再開させる・・・」といった精神論では解決しないということです。
逆に「受験ストレス」による脳への悪影響が激しくなり、燃え尽き症候群の症状が悪化してしまうことになりかねません。
受験生の脳に特有のストレスの性質をよく理解し、それに合致した適切な対処が必要です。
ポイント!
「受験・燃え尽き症候群(Exam burn-out syndrome)」は、受験勉強を続けていると、いつでも起こりうるものです。
ただし、 最も注意していただきたいのは最初に受けた入試の直後、つまり、大学受験の場合に多いのは、大学入学共通テストの直後なのです。
1点でも多く取ろうと、試験の前にコツコツと努力し、さらに試験の当日も、ベストを尽くす・・・。
このこと自体は、素晴らしいことです。
しかし、こうした努力は、同時に、脳の神経系に過大な負担をかけます。
そのため、その疲労の蓄積から、燃え尽き症候群を起こしやすいという大きな落とし穴があるのです。
さらに、大学入学共通テスト試験のあとに国公立大学の二次試験や、私立大学の試験が控えています。
このため、燃え尽き症候群によるダメージはことさら大きく、また、今後の試験に対する不安感も、さらなる症状の悪化をもたらすのです。
ポイント!
大学入学共通テストから、次の入試まで、期間はごくわずかです。
一日たりとも、ないがしろにはできません。
ただちに気づき、ただちに脳機能にとって適切な対策を行うこと。
これが、合格を勝ちとる極意です。
また、春や夏の時期だとしても、大学入学共通テストなんて、まだ先のことだから、そのうち何とかなるだろう・・・などと甘く考えるのもいけません。
入試までに日数がある段階で受験燃え尽き症候群の徴候を抱え込んでいる人は、大学入学共通テストの時期に、その数倍、あるいは数十倍の症状が出る場合が多いのです。
なぜなら、「受験・燃え尽き症候群」は、単なる心理的な現象だけではなく、その背後に脳疲労の問題を抱えている場合が大半だからです。
対策は、今すぐ着手しなければなりません!
ポイント!
「受験燃えつき症候群」は、模擬テストの直後にも発症します。
真面目に努力している受験生は、必ず、「これくらい勉強を頑張れば、模擬テストでは、これくらいの点数が取れるだろう・・・」という予測を立てながら勉強しています。
しかし、模擬テストを受けたところ、思ったような結果にならなければ、一気に緊張の糸が途切れ、心身の不調が吹き出してしまうのです。
多くの受験生やご家族は、試験の点数が悪くて気落ちしているだけだと、カン違いしてしまいます。
もちろん、そうした単なる気分の問題だけでヤル気が出なくなることもあります。
ただし、実際には、「受験ストレス」が脳機能をむしばむために、受験に対する意欲や情熱が急激に低下する場合も少なくないのです。
これが、模擬テストの直後に生じる「受験・燃え尽き症候群」です。
この場合は、脳機能の状態に合わせた適切な対処をしない限り、心身の状態は元には戻りません。
ポイント!
もともと、燃えつき症候群とは、アメリカの精神科医、ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)が、勤務している病院の看護師を観察し、極端に意欲や情熱を失ってしまっうケースがあることに気づいて提唱した概念です。
これを元に、主に社会人に起きる心身の変化を幅広く対象にすることで、研究と分析が行われてきました。
一方、同様の意欲や情熱の異常な低下は、受験生でも頻繁起こっていることが、後からわかってきました。
しかも、この場合は、社会人の燃え尽き症候群とは異なる特徴が多く、一般的な燃えつき症候群とは、診断も治療も異なります。
受験生の場合は、この点に十分に配慮して回復を目指す必要があります。
社会人にとって望ましい対処が、そのまま受験生にも自動的にあてはまるということはないということに注意していただきたいのです。
ポイント!
「受験・燃え尽き症候群」の最も中心となる症状は、受験勉強を続けたいという意欲の枯渇や消耗(Emotional Exhaustion)です。
一生懸命に勉強を頑張ってきたのに、勉強の仕方になんらかの問題や無理があった場合に、やがて限界を超えてしまうと、心のエネルギーがなくなってしまいます。
そうすると、気持ちだけが空回りしてしまい、それ以上、受験勉強ができなくなってしまうのです。
大半の受験生は、完全に燃え尽きる前に、なんとなく心の奥底で、「このままでは合格はできない」、「受験勉強の仕方に無理がある」と気づいているものです。
しかし、自己愛が激しいなど、プライドが空回りしてしまうと、その現実を認めたくないという心理が強く働きます。
その結果、ごまかしごまかし、無理を続けることで、受験勉強の矛盾を覆い隠そうとします。
それが、ある限界を超えた瞬間、合格への意欲の枯渇として、症状が爆発的に吹き出してくるのです。
ポイント!
「ほっといてくれ!」
「うるさい!」
親が受験生の子どもに声をかけた場合に、こうした言葉しか返ってこなくなったら、「受験燃えつき症候群」の心配があります。
親子関係における「受験燃えつき症候群」に関して見逃してはいけない特徴は、親に対する言動が、極端に冷淡な態度へと激変することです。
特に、教育熱心な家庭で、親と子どもが二人三脚で受験に挑んできた場合に、とりわけよく見られる現象です。
これは、メンタル医学では「脱人格化(Depersonalization)」と呼ばれる心の変化です。
燃え尽きかけている心のエネルギーを、なんとか絶やさないように、受験生の脳が、本能的に防衛しようとして起こるものだと考えられています。
脱人格化を起こしているのが原因ですので、「親に対して、その態度は許さないぞ!」などと叱りつけても、何も解決しません。
むしろ、症状を悪化させるだけです。
実際、当院で行っている親子カウンセリングの中で事情を伺うと、叱りつけたことが引き金になって、家庭内暴力に発展したというケースがとても多いのが現象です。
ポイント!
「受験・燃えつき症候群」になると、ほぼ必発といえるくらい多く現れる症状が、スマホやゲームにのめりこむことです。
一般的な大人がなる「燃えつき症候群」の場合は、「買い物依存」や「ギャンブル依存」、「アルコール依存」に陥ることが多いのですが、受験生の場合は、受験勉強から逃避する対象として、身近なスマホやゲームが多いのです。
この場合に、必ずチェックしていただきたい重要な兆候があります。
それは、心の底からスマホやゲームを楽しんでいるわけではなく、受験からの逃避の手段にしているだけだという点です。
だから、いくら長時間、のめり込んでも、心の充足感は得られません。
スマホやゲームをやり終えた後、楽しんだという実感が得られず、落ち込むような場合は、「受験・燃えつき症候群」が強く疑われます。
また、不眠や倦怠感をはじめ、頭痛や腹痛、下痢や食欲の異常など、身体面にも不調が現れることもあります。
これを単なる心の問題だと軽視してはいけません。
ポイント!
「受験・燃えつき症候群」から回復するには、受験生の脳機能に生じている障害を、正しく把握することが決定的に重要です。
勉強のヤル気の低下も、親への暴言も、根本的な原因は、受験生の脳にあります。
これを突き止めて解決しない限り、早期に回復させて合格を勝ち取るということは絶望的です。
ただし、「受験・燃えつき症候群」といっても、脳で起こっている具体的な問題は、受験生お一人お一人さまざまです。
「受験・燃えつき症候群」の人は、全員、こうすればいい・・・といった決めつけは、脳科学的にはまったく間違いです。
正しく原因をつかむには、受験勉強に必要となる脳機能自体を検査しなければなりません。
そのために絶大な効果を発揮してくれるのが、「受験に特化した光トポグラフィー検査」です。
これによって、脳機能そのものを治療すれば、勉強のヤル気も親への暴言も含め、症状は自動的に回復してれます。
また、受験勉強の中身も、脳機能にピッタリあった方法に見直すこともできますので、成績の底上げにも役立ちます。
実際、受験に特化した光トポグラフィー検査のデータに基づいて適切な対処をした結果、「受験・燃えつき症候群」になる前よりさらに成績がアップした受験生も、決して少なくありません。
こうした実績を踏まえ、弊院では2020年10月より、「ヤル気アップ特別診療」という専門のプログラムもスタートさせました。
ポイント!
「受験に特化した光トポグラフィー検査」とは、波長が800~2500μmの近赤外光(near infrared radiation)という光を頭に当てて、受験勉強に必要な大脳新皮質の各エリアの活動状態を検出するものです。
近赤外光は、人体にとってまったく安全であり副作用もありません。
このことは、医学的に完全に証明されています。
当院では、光トポグラフィー検査のデータに加え、最新の脳機能の検査を併用し、受験生一人ひとりの脳の特性にピッタリあって勉強の方法とスケジュールを作成しています。
これによって「受験ストレス」が生じにくい勉強に切り替えると、意欲や情熱が回復してくれるのです。
ポイント!
以上に加えさらに、磁気刺激治療を行い、脳の意欲の中枢を磁気のパルスで直接刺激をすると、驚くほど短期間に、「受験燃えつき症候群」から立ち直る場合もあります。
最短では、わずか2週間で、別人のように粘り強く勉強できるようになり、成績の飛躍的なアップを実現できたケースもあります。
まずは、お気軽に案内資料をご請求ください。
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