目尻がピクピクするのは、脳からのSOSサイン!
このページの要点は?
✓ 目尻がピクピク動くのは、多くの場合、「ミオキミア」と呼ばれる現象です。
✓ 眼精疲労やドライアイで起こす「ミオキミア」なら、脳機能については心配しなくて大丈夫です。
✓ 脳機能の障害や「受験うつ」で目尻がピクピク動く場合もあり、これが「受験ミオキミア」です。放置すると、合格できなくなります。
✓ 「受験ミオキミア」と、心配しなくていいミオキミアを、簡単に見分けられる方法があります。
✓ 志望校に合格するため、「受験ミオキミア」の場合には、受験に特化した光トポグラフィー検査が効果的です。
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
「ミオキミア」とは?
Q:目尻がピクピクする人は多いですが、何が起こっているのですか?
最も多いのは、「ミオキミア」と呼ばれる現象ですね。
ミオキミアは、ラテン語なんです。
日本語に訳すと、筋肉が波打つように動く病気という意味ですね。
本人は、ピクピク動いているとしか感じないですね。
でも、注意深く観察すると、皮膚は、ゆれるような、うねるような、波に似た動きをしているんです。
ですから、この病名が付けられたんです。
眼精疲労とドライアイの場合は、心配しなくていい
Q:ミオキミアの原因は、どんなことですか?
受験生にとって、心配なミオキミアと、それほど心配しなくていいミオキミアの二種類があります。
まず、それほど心配しなくてもいいミオキミアのほうを簡単にご紹介しておきましょう。
こちらの原因は、目の使いすぎで疲労がたまることなんですね。
どなたも、長時間、目を使って勉強しいていると、目尻がピクピクした経験があるはずです。
これが、それほど心配のいらないミオキミアですね。
この場合、目が疲れる眼精疲労であったり、目の表面が乾燥して傷んでしまうドライアイになっているんです。
それで、無意識のうちに、目を守るために瞬きが強くなるし、瞬きの回数も増えてしまいます。
その影響で、目尻の筋肉も疲れるし、筋肉を動かす神経も脳も、疲れてしまいます。
これによって、うまくコントロールができなくなって、意志とは無関係に目尻が勝手に動き出してしまうわけです。
ただし、この場合は一時的なもので、しばらく目を休ませていると、収まってくる場合が多いですね。
眼精疲労とドライアイを防ぐために、目薬は必要です。
でも、ちょっと目を休ませて治るようだと、脳のSOSサインではない場合が多いということです。
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脳のSOSサイン!「受験ミオキミア」
Q:では、脳のSOSサインになっている危険なミオキミアは、どんなものなんですか?
目とは関係ない脳機能の不調や精神的なストレスでも、ミオキミアになるんです。
この場合は、ミオキミア自体というよりも、その原因になっている脳の問題のほうが重要なんです。
なぜなら、脳内で勉強して学び取った情報を上手に整理できなくなっている場合が多いんです。
受験生にとっては致命的ですよね。
これが、放置してはいけない「受験ミオキミア」なんです。
問題の焦点は、いろんな意味で、コントロールができなくなっていることです。
目尻がピクピクするのは、脳内で目尻の筋肉のコントロールが、うまくできなくなっているためです。
勉強について、情報を学び取る作業のコントロールができなくなっているんです。
私のクリニックで検査を行うと、「受験うつ」や「受験脳機能障害」と起こしている場合も少なくありません。
目尻にあらわれた脳のSOSサインを、見逃さないでいただきたいですね。
危険な「受験ミオキミア」の見分け方!
Q:危険な「受験ミオキミア」は、どうやって見分けたらいいんですか?
眼精疲労やドライアイなど、目のトラブルによるミオキミアは、10分ほど目を休めたら、治る場合が多いんです。
一方、脳機能の障害は、ちょっと休んだからといって、それだけで、すぐに治るものではないですよね。
この差は、見分けるのに、大いに役立ちますね。
それから、カフェインのとりすぎでも、ミオキミアを起こします。
脳の一部が興奮しすぎてしまって、筋肉のコントロールが上手くできなくなるのが原因です。
それから、睡眠不足でも、同じ現象がおきて、ミオキミアになってしまいます。
つまり、寝不足で、眠気を吹き飛ばすために、コーヒーをガバガバ飲んでいると、二重にミオキミアになりやすいわけです。
もちろん、この場合も、「受験ミオキミア」とはいえません。
一晩、しっかり睡眠をとって、翌日はコーヒーや緑茶など、カフェインの入った飲料を控えてください。
それでも目尻がピクピクする場合は、「受験ミオキミア」の可能性があります。
合格を勝ち取るためには、脳機能やメンタル面の障害をしっかり把握して、適切な対策が必要です。
ぜひ、受験に特化した光トポグラフィー検査を受けていただきたいです。
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