「スランプ」とは、単なる不調ではない!


受験勉強を続けていると、必ず、スランプに陥る時期がやってきます。

このスランプを、大半の受験生や塾の先生は、単なる不調だと思っているようです。

実際、私自身も、以前は何の根拠もなしに、スランプとはそのようなものだと思っていました。

 

しかし、数多くの受験生に対して問診を行う中で、これはとんでもないカン違いであることに気づきました。

私は受験生を扱う医師として断言します。

単なる不調だと済ませられるケースはごく一部で、実はスランプの大半が、何らかの具体的な理由があり、脳機能が制限されるために起こっているのです。

 

その中には、うつ病や双極性障害といった病気を発病している場合もあります。

あるいは、学習法や学習環境に具体的な問題が潜んでおり、改善を求めて脳がSOSサインを発している場合もあります。

 

いずれにしても、放置しておくのは厳禁です。

脳の状態を正確に測定し、問題点に合わせて改善策を講じる必要があります。

 


「スランプ」の影に隠れた「うつ病」!


スランプに陥ったとして来院される受験生を診断した結果、「うつ病」が見つかるケースが少なくありません。

「うつ病」を発症すると、脳機能が低下するため、まず応用問題が解けなくなります。

さらに、ケアレスミスが増え、模擬テストなどでも、成績が悪化します。

また、意欲が低下するため、机に向かっても、長時間、勉強することはできなくなるのです。

 

単なるスランプだと思っていた受験生に、「うつ病」であることを告げると、ほとんどの方は、驚くと同時に肩を落とします。

しかし、そんな場合、私は、悲観すべき状況ではないと力説します。

 

適切な対処をすれば、「うつ病」は治すことができます。

つまり、成績や意欲の低下の原因が「うつ病」であれば、回復させることができるということです。

 

単なる不調だったら、何が根本的な原因か不明確なので、回復の見込みも立ちません。

そんな漠然とした状態より、はっきりと原因がわかっている方が、はるかに合格に直結しているのです。

大切なのは、スランプの影に隠れた「うつ病」を、一刻も早く見つけ出すことです。

 


「双極性障害Ⅱ型」も見逃してはいけない!


スランプの影に、「双極性障害Ⅱ型」という病気が潜んでいる場合もあります。

「双極性障害」とは、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた病気で、正反対の躁状態とうつ状態を繰り返すのが特徴です。

その中で、躁状態がはっきりしているのが「双極性障害Ⅰ型」、躁状態がはっきりしていないのが「双極性障害Ⅱ型」です。

 

「双極性障害Ⅱ型」の場合は、本人はもとより、ご家族の方も気づきにくく、受験生が発病した場合は単なるスランプだと誤解されるケースが少なくありません。

 

問診していて多く見られるのは、軽い躁状態のときに、「勉強の調子がよくなった」、「自分の能力が開花した」、「受験勉強のコツがつかめた」と判断します。

しかし、こうした状態は長く続かず、必ず、うつ状態に転換します。

そのときに、「極度のスランプに陥った」と、本人は感じるわけです。

 

「双極性障害Ⅱ型」についても、合格を勝ち取るには適切な治療が不可欠です。

一刻も早い正確な診断が求められます。

 

スランプは「脳のSOSサイン」!


もちろん、受験勉強のスランプの原因が、すべてメンタルな病気だというわけではありません。

ただし、その場合も、単なる不調だと決めつけてはいけないのです。

 

人間の脳は、ものすごく複雑な機能を担っていますが、突き詰めると有機化合物でできた装置です。

何か具体的な原因がなければ、スランプという機能低下を起こすはずはありません。

 

当院では、何らかの病気が隠れていないことを確認した上で、学習環境や学習法にスランプの原因となる問題点はないか探ります。

詳しくカウンセリングを行うと、必ず、問題点が浮き彫りになるものです。

 

塾の先生との相性が悪い・・・。

参考書がわかりにくい・・・。

志望校が自分に合っていない・・・。

 

脳は、深層心理の中で問題点を見つけると、行動を変容させるために、わざと意欲を低下させます。

つまり、この場合のスランプは、問題があることを本人の意識に伝えるためのSOSサインだといえるのです。

 

合格をつかみ取るためには、改善策が早急に必要です。

脳が発するSOSサインを見落としてはいけません。

 


吉田隆嘉

セカンドオピニオン・カウンセリング料   

18,000円 (90分 完全予約制)


「受験生に対するカウンセリング」、または「親子に対するカウンセリング」が基本ですが、

ご希望により「親のみのカウンセリング」も行っています。


 

 

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