受験生の方は、試験を受けるとき、ご自分の姿勢を必ずチェックしてください。
志望校に合格できるかどうか、姿勢が鍵を握っていることが、最新の研究で明らかになったのです。
ハーバード大学(米国)のグループが姿勢による人体への影響を調べたところ、あるポーズを取れば、テストステロンと呼ばれるホルモンが増えるため、脳機能が高まることを突き止めたのです。
そのポーズとは、両足の間隔を少し広めにとって立ち上がり、胸を張って両手を腰に当てるというもの。
そうです。
これは、スーパーマンが仁王立ちするときのポーズそのものです。
これによってテストステロンが増加し、脳に作用することで意欲や闘争心を高めてくれるのです。さ
らに集中力もアップするので、試験で高得点を叩き出すのに大きな力を発揮してくれるというわけです。
人類は、20万年の間、ライバル同士が戦い合うとき、お互いに胸を張って自分の力を誇示していました。
同時に、戦いに備え、ポーズに連動して脳機能を高める仕組みも発達したのです。
受験も、ライバル同士が勝敗を競うという点では戦いそのものです。
ぜひ、入試の直前にスーパーマンのポーズをして集中力をアップさせましょう。
たった2分間、行っただけでも効果が出るという実験データが得られています。
ただし、入試の真っ最中に立ち上がってスーパーマンのポーズをしたら、もちろん、試験監督につまみ出されてしまいます。
でも、ご心配なく。
座った状態でも、背筋を伸ばし、胸を張るだけで、同様の効果が表れることがわかっています。
これなら、誰でも試験中に簡単に実践できます。
実際、受験の集中力アップに取り組む受験医学研究所で生徒に姿勢を正す指導を行ったところ、ケアレスミスが減る、ド忘れがなくなる、応用問題が解けるようになるといった嬉しい効果がすぐに現れました。
実は、多くの受験生がご自分では気づいていませんが、試験中に緊張するため、背を丸め、問題用紙に目を近づけて解いているのです。
その結果、集中力が低下し、無用の失点をしてしまっているわけです。
試験を受けるときの姿勢を、今すぐ、直してくださいね。
それから、ぜひ、知っていただきたいのは、受験ストレスや受験うつの影響である場合が多いのです。
姿勢を良くしようと心がけても直らない場合は、あなたの脳が要注意の状態です。
ぜひ、こちらのページで受験ストレスのセルフチェックをしてください!