受験生の「新5月病」

(Exam retreat neurosis)


 

 このページの要点は? 

 ✓  受験生の間で、従来からある5月病とは異なる「新5月病」(Exam retreat neurosis)という心の病が増加しています!

 

 ✓  コロナ感染の拡大を受け、「コロナうつ」と「新5月病」を併発し、悪循環に陥る受験生も増えています!

 

 ✓  5月や6月になり、次の症状が2つ以上表れたら、「新5月病」の可能性があるので注意が必要です!

 

【チェック項目】⇒

 ①ヤル気の低下、②ケアレスミス、③眠い、④不眠、⑤成績の急落、⑤記憶力低下

 

 ✓  放置すると深刻な「受験うつ」に移行することが多く、たとえ学力が高くても、志望校に合格できなくなる危険があります!

 

 ✓  勉強法や休息のとり方などを見直すことで、克服することができます!

 


5月病から新5月病へ


五月病は、大学の新入生や、会社に就職した新社会人がなるものだと思っていませんか?

確かに以前は、こうしたケースが大半でした。

しかし、最近、これとは原因が異なる「新5月病(Exam retreat neurosis)」が増えており、注目を集めています。

 

残念ながら、受験生の多くは「新5月病」、あるいはその前段階の予備軍になっても自分では気づきません。

そのため、勉強の効率が低下し、せっかくの努力が成績のアップに結びついていないのです。

さらに、症状を放置していると、深刻な「受験うつ」に移行し、人生を棒に振ってしまう場合もあります。

 

そうならないよう、受験生に特有の「新5月病(Exam retreat neurosis)」とは、どんなものなのかを知っていただきたいと思います。

さらに、その対策について解説します。

 


受験生の新5月病(Exam retreat neurosis)とは?


以前からある五月病とは、新入生や新社会人が、大学や職場の新しい環境にうまく馴染めず、心が疲弊してしまって、不調に苦しむものです。

診察をすると、「適応障害」という病気になっているケースが多く見られます。

 

しかし、最近、注目を集めている「新5月病」は、5月や6月に増えるという点では共通していますが、従来の「五月病」とは異なるものです。

会社の場合は、新社会人ではない先輩の社員が陥るため、「新5月病」と呼ばれるようになりました。

 

受験生の場合も、高2から高3に進級しただけで、転校したわけではないのに、心身の不調や成績の不振に苦しみます。

この場合、診察すると「適応障害」ではなく、「受験うつ」、あるいはその前段階の予備軍であることが多いのです。

これが、受験生の新5月病(Exam retreat neurosis)なのです。

 

「Retreat neurosis」は、ハーバード大学のウォルターズ博士(R.H.Walters)が研究を行った「Apathy 」を元に提唱された概念で、副業などには専念できるものの、本人に期待される社会的役割からは退却し、無気力や無関心に陥るものです。

学生が無気力になる「スチューデント・アパシー(Student Apathy )」という言葉は、耳にされたことがある方も多いと思います。

 


「新5月病(Exam retreat neurosis)」の症状


「新5月病」(Exam retreat neurosis)になると、以下のような症状が表れます。

 

・急に受験勉強のヤル気が出なくなる!

・勉強をしても、頭に記憶が残らない!

・ケアレスミスが急増して、簡単な問題も間違ってしまう!

・長い時間、眠っているはずなのに、日中、すごく眠い!

・夜になると、逆に眠れなくなる!

・以前は簡単に解けた問題が、なぜだか解けなくなる!

・受験自体をやめたくなる!

・模擬テストの成績が急落する!

 

これらの項目のうち、2つ以上が当てはまる場合は、「新5月病」に陥っている可能性があります。

注意してください。

 


「新5月病」の原因は4月にあった!


「新5月病」になってしまう原因は、4月にさかのぼります。

多くの受験生が4月になると、勉強のギアを1段階も2段階も上げます。

 

このこと自体は、合格を勝ち取るために必要不可欠なことで、受験にとってはもちろん、良いことです。

ただし、そのやり方が間違っている場合が多いのです。

その結果、努力の割には成績が上がらず、脳に過剰な負担がかかり、「新5月病」を発病してしまうのです。

 

人間の脳は、4月になると、日照量の増加を受け、セロトニンという脳内ホルモンの量が増加します。

それに伴って、受験に対して意欲が高まります。

このことは良いことですが、それが上滑りしてしまうと、「新5月病」に移行してしまうのです。

 


6月も「新5月病」に注意!


「新5月病」は5月だけではなく、6月に入ってから発病する場合も少なくありません。

脳は過剰なストレスを受けても、ある程度までなら、耐え抜くことができます。

これが「ストレス耐性」と呼ばれるものです。

 

4月に問題のある受験勉強を始めても、すぐに発病しないのは、ストレス耐性が機能しているからです。

しかし、これには限界があります。

その限界を超えてしまった結果、「新5月病」になるわけです。

 

5月にストレス耐性の限界を超える方が多いので、「新5月病」という名前がつきましたが、実際には、6月に超えてしまう場合も少なくなりません。

6月に調子が悪くなったから、「新5月病」ではないと、決めつけてはいけません。

 


「新5月病」の対処法!


「新5月病」になったら、放置せず、すみやかに以下の対処を行ってください。

放置していると、成績がますます悪化するだけでなく、深刻な「受験うつ」に移行し、取り返しのつかないことになりかねません。

 

 

・勉強の仕方や内容を見直す!

 

  脳機能に無理のある不適切な受験勉強をしている場合が大半です。

  そもそも、こうした勉強は、仮に新5月病にならなかったとしても、努力の割には成績が上がりません。

  合格を勝ち取るためには、とっても損なやり方です。

  ただちに受験勉強の中身を精査し、ご自分の脳機能に合致した勉強の方法に改める必要があります。

 

  具体的な勉強の仕方については、こちらをご参照ください!

  吉田たかよしアメブロ⇒「DLPFC勉強法」の解説記事

  https://ameblo.jp/yoshida-takayoshi/entry-12667354991.html

 

・休憩を上手に取るなどして、脳に休息を与える!

 

  受験勉強は、ただ頑張ればいいというものではありません。

  いかに短い時間で、効果的に脳を休ませられるかどうかで、受験の当落が決まります。

  合格を勝ち取るには、脳のコンディションを高めることができる、休息の与え方も問われているのです。

  

  具体的な対処の仕方については、こちらをご参照ください!

  吉田たかよし監修「うつ病予防ナビ」⇒「受験生のストレス管理」の解説記事

  https://utu-yobo.com/jyuken/student/

 


5つの特別診療で第一志望へ合格!


以上を行っても改善できない場合、あるいは、症状が重い場合は、ご自分で対処しようとは考えるのは危険です。

受験生を専門に扱う本郷赤門前クリニックにお任せください。

 

受験生の「新5月病(Exam retreat neurosis)」が悪化した場合、以下の5つの症状のうち、最低でも1つ、通常は複数が現れます。

 

①ヤル気低下

②イライラ

③集中力低下

④記憶力低下

⑤思考力低下

 

当院では、新5月病そのものを治療するとともに、最新の脳医学を活用して、低下した脳の症状を短期間で回復させる特別診療を行っています。

これにより、逆に発病前より脳機能が高まる場合も多く、志望校への合格につながっています。

 

詳しくは、こちらのページをご参照ください!

「5つの特別診療」⇒クリック!

 

 


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