このページの要点は?
✓ 縄跳びは、記憶力アップと受験ストレスの解消の両方に大きな効果があります!
✓ 縄跳びをすれば着地のときに足の骨が衝撃を受けますが、これによってオステオカルシンという物質が分泌され、記憶力を増強してくれるのです!
✓ 有酸素運動と無酸素運動のハイブリッド効果で、最強のストレス緩和作用が発揮されるという研究も発表されています!
✓ 忙しい受験生の場合は、朝に5分間だけ縄跳びをするだけでも、脳に大きな作用が現れ、志望校への合格に大きく近づきます!
勉強しようとしても、やる気が出ない…。
ちっとも記憶できない…。
成績も急降下…。
そんな悩みを抱えている人は、ぜひ、縄跳びをしてください!
意外だと感じた方が多いと思いますが、脳科学の研究で明らかになった成績アップに必要な条件のうち、かなりが縄跳びに含まれているのです。
実際、私のクリニックでは、中学受験から大学受験まで、縄跳びを実践することで、受験ストレスの解消と記憶力アップを実現し、みごと志望校への合格を実現された方が大勢います。
まず、知っていただきたいのは、縄跳びをすることで記憶力を高める物質が体内で増えるということです。
縄跳びをすると、着地の瞬間に、両足の骨に大きな衝撃が加わります。
そうすると、骨からオステオカルシン(Osteocalcin)という特殊なタンパク質が分泌されることが、米国のコロンビア大学などの研究で明らかになりました。
オステオカルシンは脳の神経細胞に働きかけ、記憶力を増強させる効果を持つという実験結果も論文として発表されています。
つまり、足の骨に衝撃が加わる運動は、受験勉強にとても役立つわけです。
もちろん、ただ走るだけでも、一歩一歩、着地するたびに骨に衝撃は加わります。
ただし、お手軽にできる運動の中で、最も効率よく、短い時間で大きな衝撃を得られるのは、間違いなく縄跳びです!
オステオカルシン(Osteocalcin)
縄跳びは、受験ストレスを緩和させる効果もあります。
うつ病などストレス性疾患の治療に、運動療法は幅広く効果があることがわかっており、欧州では治療のファーストチョイスとなっています。
実際、運動療法の効果は、抗うつ薬と同等、あるいはそれ以上だという実験結果も論文として発表されています。
効果が発揮される理由は、運動が脳の過敏性を改善し、ストレスに負けない力、ストレス耐性もアップしてくれるからです。
また、勉強によって脳内に蓄積した疲労を軽減する効果も見つかっています。
従来、運動療法の効果は、筋トレのような無酸素運動(Anaerobic exercise)より、ジョギングのような有酸素運動(Aerobic exercise)のほうが、効果は大きいということが知られていました。
このため、我々心療内科医は、患者さんに有酸素運動をおすすめしていました。
これ自体は間違いではないのですが、最近、さらに研究が発展し、有益な法則が明らかになりました。
実は、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせると、有酸素運動を単独で行うより脳への効果はさらに高まってくれるのです。
縄跳びは、まさしく、有酸素運動+無酸素運動!(Aerobic & Anaerobic exercise)
この点でも、受験生がストレスを克服して合格をつかみ取るのに最強の手段が、縄跳びだと言えるのです!
受験生にとって縄跳びがいいのは、時間を取らないということもあげられます。
私のクリニックでは、しばらく縄跳びを続けて慣れてきたら、男子は三重飛び、女子は二重跳びに挑戦することをおすすめしています。
もちろん、うまく跳べなくてもいいんです。
うまく跳べても、跳べなくても、脳への効果は同じです。
挑戦するだけでいいんです。
大事なのは、たった5分間でも、もうヘトヘトになっちゃうことです。
これだと、わずか5分を割くだけで、オステオカルシンの記憶力アップと、運動療法のストレス解消が、最大限に実現しちゃうわけです。
これって、メリットが、ものすごく大きいんです!
この作用は、特に、朝に行うと効果が大きいことがわかっています。
私のクリニックでは、多くの受験生に、朝5分の縄跳びを実践してもらっていますが、効果は抜群!
志望校への合格をおおきく手繰り寄せるのに成功しています!!
院長 吉田たかよし
大半の方は、縄跳びでストレスも記憶力もかなり改善しますが、全員がこれで十分な効果が得られるというわけではありません。
改善しない場合は、受験脳機能障害や受験うつの可能性があります。
この場合は、受験に特化した磁気刺激療法やCBT治療が必要です。
ぜひ、吉田たかよし院長の「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」をご検討ください。
また2020年10月からは、下記の「5つの特別診療」も、脳の働きを高めて志望校に合格するための大きな柱として診療プログラムに取り入れることにいたしました。
「5つの特別診療」とは、以下の5種類の特別診療の中から、脳の働きに関する検査データをもとに、志望校への合格に大きな効果が見込める専門の診療を選択して受けていただくものです。